アルゴリズム開発センターから、「MEX化」をご検討のお客様へ
「高速化を実現したい」「MEXのデバッグを依頼したい」「他言語ライブラリを呼び出したい」とお考えの方は、沢山いらっしゃいます。MEXプログラムを作ったのに、なかなか動作しない。なぜでしょうか。それは、MATLABプログラミング以外に、FortranやC言語、デバッグ環境、OSのクセなど、通常のMATLAB開発では遭遇しない、特殊な「クセ」があるからです。
今回ご紹介する「MEXプログラム開発パック」は、お客様からピンポイントのご要望が多かった、MEX化のみを切り出したサービスです。
お客様の本来の業務はMEX化では無いはずです。そんな所はプロに任せて、安心して、本来業務に集中してください。
「MEXプログラム開発パック」について
アルゴリズム開発センターの「MEXプログラム開発パック」は、以下の内容を含みます。
- Fortran/C言語のMEX化
- デバッグ保証(お客様からの入出力リファレンスデータとの照合)
- 簡易仕様書
なお、従来通り、デバッグ保証、動作保証付きです。また、返金保証(*1)も、お付けします。
(※1) 最後まで開発が完了しなかった場合、もしくはお客様の想定していた動作と異なっていた場合、納品後30日以内にお申し出いただければ、全額返金いたします。
MEX関連の開発事例
「お申し込みから開発まで」の流れ
- 仮お申し込み
- 下記の「仮お申し込みフォーム」に、内容をご記入下さい
- ヒアリング
- 弊社の担当者が、メールやSkype、電話等にて、ヒアリングを致します。
- 開発
- ヒアリング内容に従って、開発します。
- 納品
- お客様で動作確認後、納品となります。
よくあるご質問
- 具体的には何をすればいいですか?
- 下の「仮お申し込みフォーム」から仮申し込みをしていただければ、担当者から折り返し連絡いたします。次は、担当者がヒアリングをおこない、開発する内容を確認させていただきます。開発方針に満足いただければ、正式のお申し込みとなり、開発を開始します。お客様には、入出力のリファレンスデータをご提供いただけると、デバッグとテストが簡単になるので、嬉しいです。
- 納期はどのくらいでしょうか?
- 例えば、ゲートウェイ関数で5関数程度であれば、約1ヶ月程度を想定しています。もちろん、開発の難易度や、お客様の緊急度合いにもよりますので、そこはヒアリングの際に、おっしゃってください。柔軟に対応出来ると思います。
- 処理の高速化をしたいのですが、可能でしょうか?
- はい、高速化には、単にMEX化するだけでは無く、色々な方法があるので、ヒアリングの際に詳細を伺い、お客様に適した方法を提案させていただきます。
- 途中までMEX開発したのですが、動かなくて困ってます。デバッグをしてもらうことは、可能でしょうか?
- はい、可能です。実装の状況にも依りますので、ヒアリングの際に詳細を伺い、お客様に適した方法を提案させていただきます。
- MEXのことを全然知らないのですが、大丈夫でしょうか?
- はい、大丈夫です。弊社は、むしろMEXのことを詳しく無いお客様へ、わかりやすく、丁寧に説明することを得意としています。説明内容とフォローアップに、皆様ご満足頂いています。
- MEX以外に、DLLの直接呼び出しでも可能でしょうか?
- はい、可能です。MEX以外に、DLL呼び出しや、COMの接続など、色々な方法に対応可能です。下の仮お申し込みフォームから、お気軽にお問い合わせ下さい。
- 開発をする技術者は、どんな人なのでしょうか?
- 10年以上MATLABでの開発を行っている、経験豊富な技術者です。主に、信号処理、画像処理、機械学習、データ解析の分野が得意です。周辺機器(各種センサーやカメラ、光学機器等)との接続や、データ収集等の開発経験も豊富で、MEX化や高速化は必須のスキルです。
例えば、生産装置向けの、厳しい処理時間の制限や、プログラムの安定性(信頼性)をクリアして、実際に現場で使えるプログラムを開発することが出来ます。また、MATLABに接続するMEX化や、FortranのコードのMATLABへのポーティング、MATLAB Compilerを使ったDLL化等、処理の高速化も行っています。詳しくは、開発事例をご覧下さい。
- 開始後、開発を行う技術者とのコミュニケーションは、どうやって行うのでしょうか?
- 弊社は横浜にオフィスがあり、首都圏のお客様の場合、対面での打ち合わせが可能ですが、電話やSkype等のツール、もしくはメールベースで、ご説明も可能です。柔軟に対応できますので、ご安心下さい。
- 当初の状況が変わり、途中で開発内容が変更する場合もあると思いますが、柔軟に対応して下さるのでしょうか?
- はい、柔軟に対応しています。多少の開発内容が変化することは、良く有る話ですが、当初の見積通りで行ける場合は、そのまま対応しますし、追加の工数がかかる場合は、率直にお客様に追加工数をご提案しています。いずれにしましても、お客様の課題を解決することが重要ですので、途中での開発内容の変更に関しても、その都度、最良と思う手段をご提案し、柔軟に対応しています。
- 開発依頼をしたいのですが、仕様書や、要求仕様がまとまっていません。そのような状況でも、大丈夫でしょうか?
- はい、大丈夫です。むしろ、仕様書等がまとまっていないお客様が大半ですので、ご安心下さい。弊社では、御社の解決したい課題をヒアリングし、それに向けたご提案をさせて頂きます。ヒアリングの過程で、ご要望や仕様が、具体化されて行きますので、この部分はご心配なさらず、お気軽にお申し込みください。
- 測定機器や、周辺機器との連携をしたいのですが、可能でしょうか? 例えば、データの自動取得とか?
- はい、可能です。MEXを使う場合や、測定機器のSDKやDLLに直接接続する場合など、色々方法はあります。弊社は、測定機器やセンサーとの接続の経験は豊富ですので、まずはお気軽に、お問い合わせください。
- C/C++やFortranで書かれたコードを、MEX化するメリットは何でしょうか?
- 単純に実行速度を上げるために、MEX化を行ったり、周辺機器や固有のDLLを呼び出す場合に、良く用いられます。また、お客様によっては、コードの保守性等を考えて、C/C++やFortranの古いコードを、そのまま、同等機能のMATLABコードに変換したいというご要望もあり、その場合、MATLABに完全に移植しきれないコードを、MEXで呼び出して、もとの言語で処理する例もあります。お客様の状況や、課題の内容を理解してから、お客様にとっての、最良のやり方を提案致します。
- 秘密保持契約の締結は、可能でしょうか?
- はい、お客様のご要望に応じて、秘密保持契約(NDA)を締結させて頂きます。開発には、お客様にとって、非常にデリケートな内容を含んでいることが多いので、NDAを締結することは多いです。
最後に
ここまで長い文章を読んで下さり、ありがとうございます。
最初にも述べましたが、MEX開発は特有の「クセ」があり、結構面倒な作業です。
デバッグしている最中に、何度もMATLABが落ちたり、Visual Studioとの接続が切れたり、
C言語やFortran言語側のデバッガへの接続の設定が面倒だったり、
バージョンが違ったら、動かなかったり、とか、
とにかく面倒だったりします。
そんな、面倒くさい案件処理に、少しでもお役に立てるのでは? と思って、
このサービスを企画してみました。
MEX開発に興味のあるお客様、お客様の課題を私どもにお知らせ下さる方は、この下の「今すぐお問い合わせ」ボタンを押して、内容をご連絡下さい。(内容を書くのが面倒な場合は、メールアドレスだけでも結構です。)すぐに、弊社担当から、コンタクトさせて頂きます。
それでは、みなさまに、お会い出来ることを、楽しみにしています!