ご依頼内容

  • 顔画像から感情の情報を検出する技術を応用し、特に認知症等の診断のサポートに役立てられないか、とのご依頼があった。

目的と背景

  • 目的
    • 画像から感情の情報を検出する技術を応用し、特に認知症等の診断のサポートに役立てることを目的とする。
  • 背景
    • 近年のComputer Visionや機械学習の技術の発展により、顔の撮影画像から、被験者の感情を、機械的に類推することが可能となった。
    • 特に認知症の被験者の場合、感情表現が明確で無い傾向が予想される。本発表では、顔画像から感情を推測し、実際の被験者の状況と比較することにより、診断用途への使用が可能であるかどうかの、予備的な検証を行った。

実験方法

  • 顔画像から感情情報への変換技術
    • 今回は、Microsoft社のProject Oxfordの枠組みで開発されている、Emotion API (2015年11月11日発表)を利用した。
    • この技術は、画像に含まれる顔を認識し、8つの感情(幸福、悲しみ、驚き、怒り、恐怖、軽蔑、嫌気、ニュートラル)を数値化する。アプリケーションでは、上位3つの感情を表示する。
  • 実験で用いたサンプル画像について
    • 通常ケースについては、Project Oxfordのサンプル画像を使用した。
    • 認知症ケースについては、プライバシー保護の関係で、結果をお見せすることは出来ません。

実験結果

スライド05

 

「実験結果(2)」以降は、プリバシー保護の関係で、残念ながら公開することは出来ません。

 

スライド11

スライド12

スライド13

 

  • 近年の技術の発展により、顔の撮影画像から、被験者の感情を、機械的に類推することが可能とり、様々な応用シーンを考えることができます。
  • お客様の想定される利用シーンでの課題解決や、新規商品の開発等で、弊社の経験豊富な技術者は、適切なソリューションを提案出来ると考えています。ご関心のあるお客様は、お気軽にお問い合わせ下さい。

 

本事例のご利用サービス

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