ご依頼内容
- 心理実験や医学的調査の目的で、被験者の状態をビデオ撮影し、顔の表情等の変化を見るため、動画像から被験者の顔のアップを切り出し、動画ファイルで保存したい。
- 顔部分の認識を行い、顔追跡(Face Tracking)をすること。
- 撮影範囲を超えて被験者が動いた場合は、エラーを表示し、撮影を中断する機能が必要。
- 既に撮影済みの動画が多数あるので、バッチ処理で顔部分の切り抜き処理を行い、顔部分の動画像を保存する機能が必要。
課題
- 撮影された動画像から、顔部分の認識を行い、顔追跡(Face Tracking)を行うこと。
- 顔の認識に失敗した場合や、顔の追跡に失敗した場合でも、前後の状況から顔位置を推定し、切り抜き処理を継続すること。
- 顔のサイズやエラーの条件などの各種設定が、GUIで簡単にできること。
- カメラでリアルタイムに動画をキャプチャしながら、顔の追跡を行う機能や、バッチ処理で顔の切り抜き処理を行う機能を実装すること。
ソリューション
- 安定的に顔の認識・顔の追跡を行う機能を作成し、この顔認識・追跡機能を、次の2つのシステムに適用した。
- カメラからリアルタイムで顔動画をキャプチャして処理するシステム
- 複数の入力動画像ファイルからバッチで(一括して)処理するシステム
結果
- バッチ処理(一括処理)の場合: お客様の各種制限条件をクリアする顔認識・顔追跡の精度を維持しつつ、安定的に(処理が中断せずに)、顔部分の動画の切り抜き処理を行った。
- カメラからリアルタイムで顔動画をキャプチャしながら、顔部分を抜き取るシステムの場合: お客様からご依頼があった実験シナリオを表示しつつ、安定的に(処理が中断せずに)、リアルタイムで顔部分の動画の切抜き処理を行うことができた。
- 顔認識や顔追跡(Face Tracking)は、近年手軽に利用出来るようになっている技術ですが、お客様の利用シーンに応じて、調整が必要な場合が多いです。
- 特に、実験シナリオを提示しながら、顔画像の撮影と、顔追跡(Face Tracking)の組み合わせや、バッチ(一括)で安定的に処理するのは、難易度が高い作業です。
- 動画ファイルをいただいて処理したり、アプリケーションソフトウェアのご提供や、Webサービス等でサーバ側への機能提供等、様々な対応の仕方が可能ですので、ご関心のあるお客様は、お気軽にお問い合わせ下さい。
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